コラム

草津温泉のリゾートマンション全13棟|管理費より高い「別費目」の実額を公開【2026年8月データ】

草津温泉のリゾートマンションを検討するとき、物件広告の「管理費」だけを見ると必ず判断を誤ります。当サイトが収録する草津13棟・3,631戸を調べたところ、管理費+修繕積立金が月21,430円の棟で、暖房費・給湯基本料・クラブ会費などの別費目が月32,984円と、管理費を上回っていた実例がありました。合計は月54,414円です。標高1,200mの寒冷地であること、温泉と給湯が共同供給であることが、この構造を生んでいます。この記事は13棟の実額を実名で公開します。

13棟 3,631戸草津温泉エリアの収録全棟。売出は計59件・180万〜1,880万円
13/13棟全棟に温泉大浴場。源泉かけ流しの記載がある棟も複数
月32,984円管理費とは別にかかる費目の実例(暖房費・給湯・会費・上下水道の合計)

いま売り出し中の物件から探したい方は 草津温泉の棟一覧(売出・管理費データ) へ。この記事は「実際に毎月いくらかかるか」を解説します。

この記事の監修者

宮﨑一旗

宮﨑一旗

宅地建物取引士 / 連続起業家 / 株式会社ライフワンネクスト取締役

宅地建物取引士(登録番号:(神奈川)第129630号)。補助金SEOメディア「補助金プラス」運営、AIスタートアップAtlas株式会社共同創業者。不動産・住宅領域のSEO/LLMOコンサルティングと記事監修を行う。

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管理費より高い「別費目」——草津特有の構造

草津のリゾートマンションでまず押さえたいのは、費用が管理費に一本化されていないことです。標高1,200mの寒冷地で、暖房と給湯を建物全体で供給する方式(セントラル方式)を採る棟があり、その燃料費が実費で請求されます。

ハイクレスト草津アーバンリゾート壱番館の売出住戸(200万円・8階1LDK 56.51㎡)の実例を分解します。

草津のリゾートマンションは、管理費より「別費目」が高いことがある

ハイクレスト草津アーバンリゾート壱番館・200万円の売出住戸(8階1LDK 56.51㎡)の実額内訳

管理費+修繕積立金(広告に出る金額)21,430円

管理費13,740円+修繕積立金7,690円

アゴラクラブ会費19,116円

共用施設の利用に伴う会費。年229,392円

暖房費(セントラル暖房)9,944円

重油価格に連動する実費のため、燃料価格で上下する

給湯基本料・上下水道3,924円

給湯2,494円+上下水道1,430円。給湯使用料は1立方メートルあたり1,100円

実際に毎月かかる合計

月 54,414円 / 年 652,968円

物件価格200万円に対して年32.6%。広告に出る管理費は、実際にかかる金額の39%しか表していません。

出典: 当サイトが2026年8月時点の売出資料から集計。金額は特定住戸の実例で、住戸・時期により異なります。

基本管理費+修繕積立金 広告に出る金額月21,430円管理費13,740円+積立7,690円
別途暖房費 セントラル暖房・重油価格連動の実費月9,944円年119,328円
別途アゴラクラブ会費 共用施設の利用に伴う会費月19,116円年229,392円
別途給湯基本料 共同給湯・使用料は1m³あたり1,100円月2,494円別途 上下水道基本料1,430円
合計実際に毎月かかる金額 200万円の住戸月54,414円年652,968円=価格の約32.6%

管理費21,430円だけを見て「安い」と判断すると、実際はその2.5倍を払うことになります。弐番館も同様で、管理費21,310円に対し別費目が月32,452円、合計53,762円でした。

重要なのは暖房費が重油価格に連動する実費だという点です。固定額ではないため、燃料価格が上がれば負担も上がります。購入前に、直近数年の暖房費の推移は管理組合または管理会社に問い合わせると分かります。

ただし、この構造はすべての棟に当てはまるわけではありません。クルトーア草津は管理費+積立が月22,420円で、別費目は提携施設料4,500円+上下水道・給湯料2,500円の計7,000円、合計29,420円です。棟によって別費目は月7,000円から33,000円まで開きます

全13棟の維持費と売出価格(2026年8月・実名)

年間維持費(管理費+修繕積立金の下限×12)が最安売出価格の何%にあたるか(保有コスト率)が高い順です。上で見たとおり別費目が加わるため、この表の率は下限にあたります。

11.3%保有コスト率(月16,920円・売出180万円〜)
実額は32.3%暖房費・会費等を含めた200万円住戸の実額
2ソネット草津大規模築1989・333戸
5.8%保有コスト率(月33,610円・売出700万円〜)
月3.3万円13棟で3番目に高い月額
3マウントマリーナ草津A棟床暖房築1990・310戸
5.3%保有コスト率(月18,480円・売出420万円〜)
温泉大浴場B棟には床暖房の故障記載がある売出住戸あり
4.9%保有コスト率(月8,240円・売出200万円〜)
実額は32.6%別費目32,984円を加えた実額。広告の管理費だけで判断しない
5クアリゾート草津 築1988・186戸5.2%月31,860円/730万円
6バーデンファミリエ草津 築1994・356戸・サウナ・プール4.9%月22,620円/550万〜880万円
7ファインビュー草津 築1990・237戸4.1%月13,700円/400万〜999万円
8アドリーム草津 築1990・308戸4.0%月11,090円/330万〜1,499万円
9リプレックス草津 築1992・511戸・床暖房3.9%月13,360円/410万〜1,100万円
10マウントマリーナ草津B棟 築1991・215戸3.8%月19,200円/600万〜1,200万円
11アルカディア草津 築1991・243戸・サウナ・プール3.5%月20,623円/700万〜1,500万円
12クルトーア草津 築1992・386戸・ペット可2.1%月22,420円/1,300万〜1,880万円
リュミエール草津館 築1991・47戸・サウナ売出なし月27,420円

読み方を2つ。第一に、率は「最も安い売出住戸に、その棟の下限の月額を当てた」試算で、暖房費・給湯料・会費を含みません。第二に、13棟すべてが1988年から1994年の築で、いずれも1981年6月以降の新耐震基準です。草津では築年数による選別より、費用構造と設備の違いを見るほうが実用的です。

全13棟に温泉——源泉かけ流しの記載がある棟も

草津の特徴は、収録13棟すべてに温泉大浴場があることです。当サイトが収録する全国357棟のうち温泉があるのは171棟(48%)なので、草津の充足率は際立っています。

湯の扱いまで確認できた棟の記載を挙げます。アドリーム草津は「源泉掛け流し(加温・加水)、通年24時間(清掃10〜12時)」、アルカディア草津は「温泉大浴場(源泉掛け流し・加温・加水)通年24時間」、バーデンファミリエ草津も源泉掛け流しの記載があります。

ただし温泉が管理費に含まれるとは限りません。アドリーム草津では温泉使用料が別建てで、住戸により月1,700円〜4,480円の実例があります。アルカディア草津も温泉使用料880円が別途です。温泉つきを選ぶときは、管理費に含まれるか別建てかで総額が変わります。全国の温泉つき棟の費用構造は 温泉付きリゾートマンション全171棟 にまとめています。

設備で見る——床暖房・給湯方式・故障の記録

寒冷地では専有部の設備が生活コストと快適性を直接左右します。当サイトが確認できた範囲では次のとおりです。

  • 床暖房——リプレックス草津マウントマリーナ草津A棟B棟で確認。ただしB棟には床暖房の故障が記載された売出住戸があります。
  • セントラル暖房——ハイクレスト草津の2棟。暖房費は月額実費で重油価格に連動します。
  • ベースボードヒーター——アドリーム草津。こちらも故障記載のある売出住戸が確認できました。
  • 共同給湯——ハイクレスト草津の2棟は給湯基本料が別建てで、使用料は1m³あたり1,100円。アルカディア草津も給湯基本料が月1,150〜1,570円の実例があります。

暖房設備の故障が売出資料に明記されている住戸は、修理費用が価格交渉の材料になります。寒冷地で暖房が使えない住戸は冬季に居住できません。内見時の稼働確認が判断材料になります。

買ってよい人——年30泊が目安、ただし費用構造の確認が先

草津は標高約1,200mの高原で、夏は避暑地として、冬はスキー場として通年で使えます。町は移住支援にも取り組んでおり(草津温泉 移住応援サイト)、定住している所有者もいます。

費用面では、管理費+修繕積立金の中央値が月19,200円(年230,400円)。ここに別費目と固定資産税が加わるため、棟によって年間の総額は30万円台から65万円台まで開きます。1泊1万円強の宿に換算すると、年30泊前後が損益分岐です。

したがって判断の順序は、まず①その棟の別費目を合計した実額を出す、次に②年に何泊使うかと突き合わせる、です。広告の管理費だけで比較すると、月8,240円と月33,610円の棟が並んでいるように見えますが、実額では逆転することがあります。

草津で買う前のチェックリスト(4つ)

  1. 別費目の合計——暖房費・給湯基本料・温泉使用料・クラブ会費・上下水道。実例では月7,000円〜33,000円の幅があります。
  2. 暖房費の変動——セントラル方式は重油価格連動の実費です。直近数年の推移は管理組合に問い合わせると分かります。
  3. 暖房・給湯設備の状態——床暖房やヒーターの故障が売出資料に記載されている住戸があります。修理費用を price に織り込んで交渉します。
  4. 温泉の課金方式——管理費込みか別建てか。別建ての棟では月1,700〜4,480円の実例があります。

いずれも当サイトの各棟ページで確認できます。値下げ・掲載終了は週次で検知しているので、気になる棟は各ページの「値下げをメールで見張る(無料)」に登録しておくと動きがあったときに通知が届きます。

よくある質問

草津のリゾートマンションの管理費はいくらですか?

収録13棟の管理費+修繕積立金は月8,240円〜33,610円、中央値は19,200円です。ただし棟によって暖房費・給湯基本料・クラブ会費などが別途かかり、実例では月7,000円から32,984円が上乗せされます。実際の負担は合計額で見ると判断できます。

暖房費はいくらかかりますか?

セントラル暖房を採用するハイクレスト草津の2棟では、暖房費が月9,889円〜9,944円という実例があります。これは重油価格に連動する実費のため、燃料価格の変動で上下します。床暖房やベースボードヒーターの棟では、電気・ガス代として個別に発生します。

温泉は全部の棟にありますか?

収録13棟すべてに温泉大浴場があります。源泉かけ流し(加温・加水)の記載がある棟も複数確認できました。ただし温泉使用料が管理費と別建ての棟があり、月1,700円〜4,480円の実例があります。

草津のリゾートマンションは安いですか?

売出価格は180万円から1,880万円で、中心は400万〜900万円台です。ただし価格が安い棟ほど別費目が重い傾向があり、200万円の住戸で年間65万円(価格の32.6%)という実例があります。価格ではなく実額の総計で比較すると差が見えます。

ペット可の棟はありますか?

収録13棟のうちペット可が確認できたのはクルトーア草津の1棟のみです。飼育条件は棟ごとに異なるため、規約の原本が最終的な根拠になります。全国のペット可条件は ペット可リゾートマンション全90棟 にまとめています。

データについて

本記事の数値は、当サイトが2026年7〜8月に大手不動産ポータル・仲介会社の公開ページから収集した草津温泉エリア13棟の実データです。管理費・修繕積立金は住戸により幅があるため下限値を用い、保有コスト率は「(管理費+積立金の下限)×12 ÷ 最安売出価格」で算出しています(暖房費・給湯料・会費・税は含みません)。別費目の金額は特定の売出住戸に記載されていた実例で、住戸・時期により異なります。売出価格は成約価格ではありません。本記事は一般的な情報提供であり、投資・法律・税務の助言ではありません。

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この記事の監修者

宮﨑一旗

宮﨑一旗

宅地建物取引士 / 連続起業家 / 株式会社ライフワンネクスト取締役

宅地建物取引士(登録番号:(神奈川)第129630号)。補助金SEOメディア「補助金プラス」運営、AIスタートアップAtlas株式会社共同創業者。不動産・住宅領域のSEO/LLMOコンサルティングと記事監修を行う。

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