「10万円のリゾートマンション」は本当に10万円で持てるのか——。当サイトが実測した71棟のうち保有コスト率(管理費+修繕積立金の年額÷売出価格)を算出できた64棟では、9棟で年間の維持費が物件価格そのものを上回っていました(保有コスト率100%超)。本記事は64棟の実測ランキングと分布、そして「価格ではなく維持費で買う」という低価格帯リゾートマンションの判断法をまとめたものです。
この記事の監修者
宮﨑一旗
宅地建物取引士 / 連続起業家 / 株式会社ライフワンネクスト取締役
宅地建物取引士(登録番号:(神奈川)第129630号)。補助金SEOメディア「補助金プラス」運営、AIスタートアップAtlas株式会社共同創業者。不動産・住宅領域のSEO/LLMOコンサルティングと記事監修を行う。
プロフィールを見る調査の概要と読み方
- 対象: 当サイト掲載71棟のうち、売出住戸の管理費・修繕積立金の実額と売出価格から保有コスト率を算出できた64棟(2026年7月時点・各棟ページに出典あり)
- 保有コスト率 = 管理費+修繕積立金の年額 ÷ その住戸の売出価格。温泉使用料・水道基本料・固定資産税等は含まないため、実際の年間負担はさらに大きくなります(税・付帯費用込みの試算は各棟ページの「年間総保有コスト」参照)
- 率が高い=物件が悪いではありません。価格が安いほど率は数学的に高くなるため、これは「取得価格より維持費で判断すべき価格帯」を見分ける指標です
分布: 64棟中9棟が「維持費が価格超え」
保有コスト率ランキング(上位20棟・実測)
上位9棟のうち8棟が苗場という事実
維持費が価格を上回る9棟のうち8棟は苗場エリア(残る1棟は越後中里のランパーツ中里)です。10万円均一の売出が並ぶ西武ヴィラ苗場の各号館がその典型で、この価格帯では「いくらで買うか」はほぼ意味を持ちません。判断の中心は、(1)年間維持費を宿泊費とみなして利用日数で割に合うか、(2)管理組合の修繕計画と滞納状況、(3)将来手放すときに次の買い手がつくか、の3点に移ります。詳しくは各棟の診断ページをご覧ください。
この指標の使い方
買う前に「売出価格 × 保有コスト率」を電卓で叩くだけで、その住戸の年間固定費が出ます。当サイトの各棟ページでは、温泉使用料・水道基本料・固定資産税・別荘税まで含めた「年間総保有コスト」と、年10泊・30泊・60泊した場合の1泊あたり固定費も掲載しています。リゾートマンションは「買えるか」ではなく「持ち続けられるか」で選ぶのが、この市場の鉄則です。