編集部の診断
1990年築・25戸・6階建てで、湯河原の泉地区(住所は静岡県熱海市)の丘の上に建ちます。25戸という小規模な棟で温泉大浴場を年中無休で運用しており、館内の温泉を使いたい人には魅力ですが、その維持費を25戸で分け合う構造が月額に直結しています。ガスの供給はなく、売出住戸はオール電化です。
保有コストの読み方
売出住戸の管理費は月26,400円と30,100円で、価格帯(580万円・660万円)に対して重い水準です。水道基本料も2か月ごとに9,694円が別途かかります。これらを合わせた年間保有コスト率はいずれも約6.9%で、10年強保有すると維持費の累計が購入価格に並ぶ計算になります。買値の安さがそのまま総支出の安さにならない典型で、年に何泊使うかを先に決めてから判断すべき棟です。
修繕と積立金
修繕積立金は約160円/㎡・月で、国土交通省ガイドラインの目安(190〜325円/㎡・月)を下回ります。2020年9月に大規模修繕を実施済みですが、小規模棟では1戸あたりの工事負担が大きくなりやすいため、次期工事の時期・積立残高・一時金徴収の有無を管理組合に確認してください。がけ条例・宅地造成等規制法の対象地であることも売出住戸の掲載に記載があり、擁壁や斜面の維持管理も確認事項になります。
