2022年の官公庁公売8件——「20万円で売れた」記録の読み方
妙高高原セレージュ新赤倉には、2022年に官公庁公売(新発田地域振興局県税部他)の記録が計8件あります。対象は44㎡と30㎡の住戸で、30㎡は初回84万円で売却、44㎡は134万円から値下げを重ねて52万円で売却、最終回では30㎡が20万円で売却され、買い手がつかない「不売」の回も複数ありました。これは税滞納にともなう処分価格であり、通常売買の相場ではありません。ただし「最終的にいくらなら確実に買い手がつくか」という実勢の下限を示す公開記録として、指値の参考になります。公売が完了したこと自体は、滞納住戸が新所有者に入れ替わったことを意味します。
参考指数は坪21〜28万円——公売価格との幅を前提に
マンションマーケットの参考坪単価は21万〜28万円/坪(2025年6月・3年前比+2万円/㎡)で、2025年2月には400万円(44㎡)・380万円(48㎡)の売出例がありました。2026年7月時点では大手ポータルの売出はゼロです(Yahoo!不動産にあった2階住戸の売出も掲載終了を確認)。この棟の価格には「通常売買の言い値〜指数」と「公売の処分価格」の間に大きな幅があるため、売出が再開されたときは、この幅のどこに位置する価格なのかを意識して交渉するのが現実的です。
積立159円/㎡・管理は美建委託——築33年の確認事項
1992年12月築・SRC造地下1階付4階建・総戸数106戸。管理は株式会社美建への委託で、マンションレビューでは常駐と表記されています(管理形態は資料間で表記差があるため要確認)。マンションレビュー掲載の70㎡換算値では管理費48,230円+修繕積立金11,130円=月59,360円、積立は約159円/㎡・月と国交省目安の下限を下回ります。検討時は(1)公売対象になった住戸の滞納が清算済みか(管理費滞納は買主が承継します)、(2)大規模修繕の実施履歴と積立残高、(3)現行の管理形態と管理員の勤務体制、を重要事項調査報告書で確認してください。
